黒田泰蔵

1946(昭和21)年生まれ。1967年カナダで陶芸を学び始めた時から、独自の表現の獲得への不断の歩みがはじまりました。1981年の帰国後も模索は続き、先達に教えを請います。1991年伊東市にて築窯。この頃ようやく白磁への挑戦の機は満ち、以後新しい自己表現に叶ったピュアな作品を生み出し続けています。

やわらかなゆがみのある端正なフォルムと清冽で無垢な白い磁肌。端的に示される東洋の感性。用の美を内包する健全な精神で律せられた美のかたち。そこには普遍的な美を純真に追い求めてやまない黒田の姿と重なります。作品の1点1点はロクロと対峙した黒田の一瞬を封印した、ミニマムな宇宙といえるのではないでしょうか。

谷松屋 戸田

元祖 宗慶の没年は1690(元禄3)年。以後代々道具商を営む家系、戸田家の屋号が「谷松屋」です。4代 権兵衛休芳の時代、出雲国松江藩の藩主であり大名茶人としても名高い、松平不昧公の信任を得て御用道具商となり、1808(文化5)年「弌玄菴」の庵号を拝領しました。歴代にわたり優品を扱い、近世、近代の茶の湯に貢献したといえます。

当代は12代 博、1949(昭和24)年生まれ。現代における茶の湯と道具の関わりを再解釈すべく、古美術にとどまらず現代美術やプリミティブアートなど、幅広く美の世界を渉猟しています。著書に『茶道具の世界3 和物茶碗』(淡交社)、『眼の力』(小学館)、『茶道具を語る』(河原書店)などがあります。

KURODA×TODA 黒田泰蔵・谷松屋戸田

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